前回はうつ病について、副腎疲労と、慢性疲労症候群に必要な栄養素を紹介しました。
今回は、うつ病の5つの、生化学タイプを紹介していきます
ウイリアム・ウォルシュ博士は、うつ病患者に、30万回のメチレーション状態の検査を行って
その結果、うつ病患者全員のうち38%が低メチレーション、20%が高メチレーション状態でした
① 低メチレーションタイプ、低セロトニン
精神薬(SSRI)が効くタイプーうつ病の38%
② 高メチレーションタイプ(葉酸欠乏)セロトニン、ドーパミンが上昇
うつ病の20%
③ピロール異常タイプ (ビタミンB6,亜鉛欠乏) セロトニン、ギャバが低下 うつ病の15%
④銅過剰タイプ(ビタミンC、ナイアシン欠乏) ドーパミン低下 ノルエピネフリンの上昇 17%
⑤重金属の蓄積タイプ 抗酸化力の低下
100%にならないのは、その他の原因や、複合しているからです。
こちらも参考にどうぞ。
①低メチレーションタイプ、低セロトニン、精神薬(SSRI)が効くタイプーうつ病の38%
低メチレーションタイプは、メチル回路が回っていない為に、セロトニン、ドーパミンなど、神経伝達物質が不足しているタイプです。
ヒスタミン過剰で、SAMeに処理されないため、アレルギー体質である特徴があります。
なので上記の記事にある、抗ヒスタミン、ヒスタデリアに近い症状でもあります。
三大症状
強迫神経症状
季節性アレルギー(花粉、ぜんそくなど)
完璧主義(かえって色々できない)
ドーパミン渇望の症状もあり、アルコール、たばこ、ギャンブル、砂糖依存だったりします
SAMeがクレアチンの合成に使われるために、鍛えると筋肉が付きやすい
性欲も強く、痛みには弱い方
意思が強く頑固で、治療に従わない人も。競争意識が強く、学業成績が良く、上流家系であることもある。
うつ病は真面目な人がなる、というのはこういうタイプが多いからです。
治療法
SAMeやメチオニン、など、セロトニン合成を助ける(トリプトファン、5HTP、ビタミンB6も良い)
低メチルでも、葉酸は避けます。コリン、DMAEも避けましょう
カルシウムがヒスタミンを排出してくれるのでオススメです
②高メチレーションタイプ(葉酸欠乏)セロトニン、ドーパミンが上昇うつ病の20%
高メチレーションタイプは、逆にセロトニン、ドーパミンが多いタイプです。
- 特徴は、喋り始めたら止まらない
- 不安が強い、不眠傾向がある
- 化学物質過敏症
- 自分よりも他人を優先
- 音楽、美術的センスがある
高メチルは、低ヒスタミン体質で、ヒスタペニア
なので統合失調症のような症状だったり、統合失調症であったりします
想像力も豊かであります
双極性も当てはまりますね。私は躁状態が酷くなると(精神薬を飲むと)妄想も出ますから近い症状なのでしょう
治療法
ナイアシン、葉酸が特に有効で、ビタミンB12,ビタミンB6、亜鉛、ビタミンCも有効です
③ピロール異常タイプ (ビタミンB6,亜鉛欠乏) セロトニン、ギャバが低下 うつ病の15%
ピロールには上の記事で説明していますが繰り返します
ピロール障害ともいいますが、ピロールが多く出てしまう事で、亜鉛やビタミンB6も一緒に出てしまう症状です。
ピロルリアの特徴
- 気分の変動(双極性障害)
- ストレスに対応できない
- だるさ、倦怠感
- 短期記憶障害
- 朝に弱い
- 心の内面の緊張
- 独特の体臭
原因は、炎症、アトピー、ストレスなどにあります
私は双極性障害でアトピーなので、この症状があると思います。
短期記憶障害、朝に弱い、緊張しやすいなど当てはまります。
ピロルリアにはワキガ、も多いようです。
④銅過剰タイプ
こちらも上記に乗せている内容です。
- 不安、幻覚、パラノイア
- 統合失調症の症状
特徴としては
- アフタ性口内炎
- 頭痛や、アレルギーが無い
- 虫歯の充填が多い
- 誇大な観念
- 不当に人々を疑う
- 誰かが心をコントロールしている感じ
- 物の見方、あるいは、聞こえ方が異常
- 苦痛にはよく耐えられる
- 耳鳴りがする
典型的な統合失調症タイプでその症状もでます。
人を疑ったり、妄想や不安が強かったりします。
うつ病と言っても、症状が全然違うんです。
このヒスタペニアー血中ヒスタミンが少なく、銅の過剰、というものの治し方が、ナイアシンの投与なんです。
銅には、ヒスタミンを低下させる作用があるので、何かの原因で銅過剰になると、低ヒスタミンになってしまいます。
ビタミンC不足、ナイアシン不足が、このヒスタペニアの原因です。
物凄い不摂生、物凄いストレス、暴飲暴食、飲酒、タバコなど色々な要因で、ビタミンCナイアシン不足は起きます。
なので低ヒスタミンのヒスタペニアは、ナイアシンとビタミンCで良くなります。
鬱と、統合失調症、全然違うようですが、同じ精神病原因は似ていたりします。
他にも、脳アレルギー、低血糖なども原因にあります。
この本がとても有効だと思うので、オススメしますね。
精神病は大きな利権なので、本当の原因を隠して、薬を売って金儲けしています。
早く精神科が、ちゃんと患者を治してくれる時代になって欲しいと思います。
食事で治す心の病〈Part2〉統合失調症にビタミンB3の効果!
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精神病と、栄養素の事を、ここまで具体的に書いている本はほとんどないです
殆どの情報、本などは、まやかしばかり。
栄養素は、これを摂取すれば治るという、単純で具体的なものです。
カールファイファーの時代では、精神薬を売るために、この情報は潰されてきました。
この日本でも、栄養素の情報が少ないのは、異様です。
まずは知識を得て、自分に足りないもの、過剰なものを調べて、自分で調整していくことだと思う。