こんばんわ、久々更新です
約7か月ぶりです
また色々な知識が溜まったので、新しい書籍発売に向けて情報整理をしていこうと思います。
序章
炎症性疾患の原因となるキーワードは、ヒスタミンとプロスタグランジンです
まず人間は、大きく言うと、たんぱく質(アミノ酸)、脂質で出来ています
他にも糖質はエネルギーに必要ですが、実際体を形成しているわけではないのですが、もちろん炎症への悪影響はあります。
しかし人間はアミノ酸と、脂質で出来ており、大抵の原因はこの二つにあります。
その中でも、アミノ酸でいえばヒスタミン、脂質から作られるプロスタグランジンというのが炎症の大本になっています。
体内でヒスタミンが過剰な体質、プロスタグランジンが過剰な状態になっているとアレルギー体質、炎症体質になり、様々な問題が発生します。
ヒスタミンについて
アトピーの方はよく、ビオチンが良いというのを聞いたことがあるはず
これはビオチンがヒスタミンを減らしてくれることや、肌を強くしてくれるためです。
ビオチンは腸内環境を悪化させるので、食生活の見直しと乳酸菌の摂取も必要で、元々腸内環境が悪い人は、腸内環境改善が先です。
他にはメチオニンというアミノ酸はヒスタミンを処理します
メチオニンがS-アデノシルメチオニンになる事でヒスタミンは処理されます
メチオニンはアミノ酸なのでたんぱく質を摂取すれば不足しませんが、代謝物質のホモシステインはB6、葉酸、B12が処理し、葉酸からはメチオニンに変換します。
なので葉酸が不足すると、ホモシステインからメチオニンが作られ無くなり不足します。
これはヒスタミンが多く、処理出来ないケース(アミノ酸過剰、処理不足)ですが違うパターンもある(別名高いメチル)
それは単純なたんぱく質不足で、メチオニンそのものが不足しているケースもある(低メチル)
他にも免疫を正常化させる亜鉛も必要です
ナイアシン(B3)も重要な栄養素です
高メチルは、化学過敏症を引き起こし、低メチルは花粉症を発症する特徴がある
この分野を話すと長くなるので割愛します(過去記事で紹介しています)
プロスタグランジンが原因について
プロスタグランジンは脂質から作られ、簡単に言うと
オメガ6(リノール酸)から、プロスタグランジンE1(PGE1)が作られ
オメガ6(リノール酸)からアラキドン酸からプロスタグランジンE2(PGE2)が作られ
オメガ3からプロスタグランジンE3(PGE3)が作られます
PGE1は炎症を抑える働きがありますが、一緒にPGE2も作られます
PGE2は脳の機能を向上させるので絶対悪という事でもない、逆に言えばアレルギー体質の人は頭が良い人が多い
オメガ3はアラキドン酸と拮抗状態にあるので、オメガ3が優位になると炎症体質が改善します。
アラキドン酸はPGE2の他にも、ロイコトリエンB4という炎症性の代謝物も発生させます。
つまりアラキドン酸を減らし、EPA、DHAを増やすことが重要
アラキドン酸は特に卵に多く、肉にも多い
EPA、DHAは魚に多いが出来れば生が良い
いくらサプリでオメガ3を摂取しても、食生活を変えなければ改善はしません。
外食やお惣菜での、揚げ物、油物もオメガ6過剰の要因になります。
余談だが実験で、ナイアシンはプロスタグランジンを放出する、ナイアシンフラッシュ現象がある。
卵や肉を食べていると、数か月ナイアシンを摂取しても、ナイアシンフラッシュが無くなることはなかった。
肉や卵を食べずに、魚を食べた所、1週間未満でナイアシンフラッシュが発生しなくなった。
悪性のプロスタグランジンが減ったからだろう。
ここでもナイアシンも重要な栄養素だと分かります
ステロイド、副腎皮質ホルモンについて
アレルギー疾患が解消する奇跡の薬ステロイドは、別名、副腎皮質ホルモンです
よくアトピー治療や、自己免疫疾患の時に処方されます。
人間の副腎から分泌される副腎皮質ホルモンですが、自己免疫疾患があると副腎皮質ホルモンを大量に出さないといけないので、副腎が疲弊してしまいます。
ビタミンCがストレスに良いというのは、副腎で大量にビタミンCを使うからです
副腎はマグネシウムやパントテン、ビタミンCやナトリウムなど様々な栄養素が必要で、栄養不足も副腎疲労や機能低下を招きます
そして外部からステロイドを入れると、副腎は機能を低下させてしまう。
なので栄養素は炎症を抑えたり、ストレスに対抗したり、美容にも重要な役割をしています
終わりに
私がプロスタグランジンの話に行きついたのは、私は髪が薄くなってきたことに悩んでいて、痒みもあるんですよね。
アメリカの研究で、ハゲの原因がプロスタグランジンE2であるという事が分かりました
PGE2は炎症性物質で、痒みが起きます
アミノ酸方向での抜け毛もあると思うが、脂質方向での原因もあるのだろう